巻之79 〔4〕 川柳 やはり面白い

川柳点には、毎(つね)にその敏捷なる才気が宿っていると思い知らされる。
この頃人から聞いたところである・。

  〇山吹は借さず倉舎(クラウド)傘を借し

 ↓ 包丁
 〇はうちやういたらず指をきる料理番
  ↑ 鳳鳥

  〇やす土蔵口をあひては金をくひ

    憚られる言い方だけれども
  〇 おはらひが出たか掛取(掛取万歳)還御(天皇、将軍が帰る事)なり

続篇 巻之92 〔20〕 水戸殿、弘賢和歌応答

 過ぎた3月2日、水戸殿は封国に下向された。
その折り、屋代弘賢(1758~1841、江戸中期後期の幕府の御家人・国学者)が和歌を上げた。
水戸殿は答歌を為された。
ある日檉宇(林檉宇(はやしていう)1793~1841、江戸後期の儒学者)はこれを転示した。
けれどその故は審らかにしていない。

     御馬のはなむけによみて奉る           弘賢
 何ごとも遠つみおやのまつり事
      守り給はな君がまにまに
 新しき御政ごとは漸々に
      をこなひ給ふ例ぞかしこき
     屋代弘賢がねもごろに諌のうたよみて贈たるを松戸といふ処にて見て返によめる
 今月のみか行末とても色かえず
       いさめの言葉まつとこそきけ
 源の清き流をしたひつつ
       よに濁なく水こそはすめ
   松戸より御かへし賜はりしかしこまり申奉るとて  弘賢
 末かけて賤がいさめのことの葉を
       まつ戸と聞ぞいともかこしき
 いさぎよく流のごとき言のはに
       にごらぬ君が心をぞしる

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