2022/08/06
巻之3 〔15〕 当上さまと諸葛亮の絵と
当御代、御慰めに紺地に金泥を以て、諸葛亮の像を御筆に画(かか)せられ、御自賛あそばされ、吹上の滝見の御茶屋とかいうものに掛けられた。御遊びのとき、やや久しくこれをご覧になった。
その後御嘆息の体なので、今はこの様な者が無いとはと上意があった。
また莞爾(かんじ、喜んでにっこり笑う様子)と御わらい、これもまた上に玄徳なき故にと仰せになった。
正しく奥勤めの人の御側で窺うことをひそかに聞く。
とても有り難い御事である。
松浦静山公の随筆「甲子夜話」を語りのお稽古として紐解いています。
2022/08/06
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Author:百合の若
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