巻之37 〔7〕 苦を脱する法にみられる験(しるし)と功の理と異

 ブト(微虫)の刺されると血がでて、甚だ痒ゆし。
大きく腫れ、悩む者も出て来る。
これを治すには、何より生薬3種の葉を揉んで、その汁をぬれば即効果あり。
閣老故松平豆州の伝。
わしは度々こころみるが常に験(しるし)あり。

 また骨鮫痛(どこの痛みか不明)には、その魚の骨を頂上(頭頂と思われる)に置けば、苦を脱すること妙である。
これはわしの少年の頃、ある人が伝えた法である。
後試みに鮫の肉を置くと功は同じだった。
また他の魚の肉を置くのもまた功があった。

 ある日、わしは茶を喫したが、茶がらを喉にたてて苦しくなった。
このとき、茶がらを頂に置くと痛みは則ち止んだ。
また1人の婦人が、蕎麦きりを食べて、その竹の器のとげをのどにたてた。
これも前の法を覚えてそばを頂に置くと、とげは脱して、痛みが止んだ。

 これは同じ理屈だけれども、前の条とは異なるが。
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