巻之94 〔8〕 南竜院殿のことば

 梅塢はよく事を諳記(覚えたことをそらんじる)する人である。
ある時このように云った。
「紀伊侯の祖、南竜院殿(徳川頼宜、紀伊和歌山藩の初代、1602~1671)が仰せられた事には、士は人の司である。事に偏らぬように。凡そ物に片寄るは愚人の仕業である」と。

  もののふの桜狩して還るには
       やさしく見ゆる花箙(えびら、矢を入れて背に負う道具)哉 

この歌の心を持つべくと、よく教示があったという。
『紀君言行録』に見えると語った。
わしはまだこの書を見ていない。
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