巻之45 〔17〕 浅草の総寺組合の年番 浄宗の神像遷坐の掛け軸

 わしの寺、浅草の永昌寺より、小さい箱に菓子型を入れて、御供物を献じますと贈られてきた。
わしはその故を問うたが、浅草分の浄宗の総寺組合が年々番をたてて、神祖、台廟、猷廟の尊体を古くより祭り奉るとのこと。
今年永昌寺が年番なので寺にて祭る供物だと云った。

 すなわちわしは拝戴したが、祭のことを聞くと、尊体と云うのは掛け幅に御像を描いた物だと云う。
幅上に3代の尊容を描き、下に慈眼大師と観智国師の像があると云う。

 この掛け軸を4月までその寺に留め置いて、翌5月より別の寺に移して、翌年の4月まで送ると云う。

 上野山中両大使の遷坐と同じことである。
これは浄宗の神像遷坐と云うべきだろう。
人の多くが知らぬことであるが。
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