続篇 巻之22 〔10〕 はるも栄行山路かな

 能大夫喜多氏は、太閤秀吉に仕え、豊氏が滅びた後、神祖の召しにより御家に出ている者だという。
元祖を六平太と称する。

 その時から歳首に唄ってきた小謡がある。

 『松君子』と云うと、昨冬(戌子1828、文政11年か)に隠居の寿山が語ったことであるが、この春の謡初めのその文句を自筆して贈った。

  下松は君子の徳ありて、雨露霜雪もおかさず。

  上十かへりの花をふくむや若みどり、猶万歳の
  春の空、君の御影もつく羽根の、このもかのもに
  立よりて、老を忘る詠めして、春も栄行(さかゆく)
  山路かな、はるも栄行山路かな。

上を家例として、年々の元旦に必ずこれを唄うというぞ。
寿山、今年75.
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