巻之ニ 〈ニ八〉 楽を聴く狐

岸本応斎〈輪王寺の坊官。
後罪あったので廃される〉が話したと伝聞する。
かの坊官の任にある時、上野の本坊で楽があった。
その合奏の際、ふと見ると書院の上段の床の上に狐がいた。
楽を聴いて、歓喜の様子である。人々は驚き誰彼と呼び立てて、もの騒がしくなったので逃げ去った。
感心して出たものと思われる。
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