2020/05/13
巻之61 〔27〕 銭湯の辞
ある人は銭湯の辞を語る。
だれが云ったのだろうか。
雀は藪に入ってたけと叫び、鴬は谷を出て、うめよ!と云う。
(風呂では)あついとて、炙るわけではあるまい。
ぬるいとて、凍えるわけでもあるまい。とかくむつかしきは、ゆの中よ。
あかの他人を入れ混んで。
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松浦静山公の随筆「甲子夜話」を語りのお稽古として紐解いています。
2020/05/13
ある人は銭湯の辞を語る。
だれが云ったのだろうか。
雀は藪に入ってたけと叫び、鴬は谷を出て、うめよ!と云う。
(風呂では)あついとて、炙るわけではあるまい。
ぬるいとて、凍えるわけでもあるまい。とかくむつかしきは、ゆの中よ。
あかの他人を入れ混んで。
Author:百合の若
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