2020/09/06
巻之五十 〈六〉 庭園の山茶
わしの庭園の山茶、年々開花が多くなっている。この春は、花が落ちて枝に一物(本文ママ)があって花のようである。
取って観ると花ではない。それで図を描いた(写真)。
またこの辺りの太田世張と云う本草家に見せたら、こう言った。
「俗に木病と云うもので、山茶、イセツバキ、むくの木、菊などにあるものです。
奇異な物です。
松の十かえりの花なども同類です」。

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