2022/06/02
巻之61 〔27〕 銭湯の辞
ある人の話に、銭湯の辞と云う。何人の口占なのか。
「雀は藪に入ってたけと呼び、鶯は谷を出てうめよと云う。
あつしとて灼(や)けるにも非ず。
ぬるしとて凍えるにも非ず。
とかくむつかしきはゆの中よ。
あかの他人を入り込みにして」。
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松浦静山公の随筆「甲子夜話」を語りのお稽古として紐解いています。
2022/06/02
Author:百合の若
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