続編 巻之十ニ 〈四〉 宝生大夫の先代、九郎の話

今の宝生大夫の先代、九郎は元禄の頃の人で、この坐は上掛(かみがかり)であった。
が、その頃上意は、喜多の門人に仰せ付けられたと云う。
それゆえ今に至り、謡の文句も上掛りがならないことが多く、下掛の謡とはよく合うことが多いとのこと。
今、かの家(宝生)では、このことを秘して云わずとのこと。
これは西丸御小姓組番頭大岡土佐守〈中奥御小姓だったとき〉が、今の大夫弥五郎より聞いた話。
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