2020/06/08
巻之四十四 一三 駿府遊女と吉原遊女の言葉
駿府に二丁町という遊女家があるのは知られている。また、東武の吉原町遊女のことは世間とは特殊で、来たれと云うのを来なんしと云い、嬉しく思うと云うを嬉しくおつすなどと云う。
そのほかにも言葉が異なることが多い。
駿府遊女の言葉は、全くこれと同じとかの地の遊女町に行って聞いた人が云った。
ならば、昔かの地の遊女を当地へ移したのであろうと云い伝えると、今吉原町の言葉は駿府の語言が遺っているとのこと。
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