巻之2   〔29〕 雄峰和尚、中秋の名月、川に浮かべたものの趣を語る

 天祥寺雄峰和尚が、吾が松英君(諱、篤信。肥前守)の事を物語った。

 若き頃、中秋名月の時、隅田川の上流に船を浮かべ、金銀の扇を数枚河水に投げて、月光に映じて流れ行くのを観賞したと云う。

 今の世とはその韵(ひびき)や趣が殊更なる事を見たいもの。
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