巻之23  〔32〕 鱧(はも)のかまぼこ

わしが幼い時、久昌夫人が縷々(るる、長く続く様)のたまう。
「わが誠岳公より賜ったかまぼこですよ。長崎の佳き産物なのです。あなたにもあげましょうね」と賜った。

 これは鱧のかまぼこである。
近頃陸璣の草木蟲魚の疏を見るとこの事があった。
はもの形状もよく描いている。
いわく。「鱣(チョウザメ)は江海に出づ。3月の中に河の下あたまを従えり来たり上る。形は竜に似て鋭い頭である。口は領(うなじ)下に在り。背は上、腹下みな甲有り。今盟津の東石磧(かわら)の上に於いて取るのに鉤(かぎ)(を使う)。大なる者は千余斤。蒸して(魚+確-石)と為すべし。

 『説文』には(魚+確-石)は肉羹(あつもの)だと見える。
これはかまぼこでる。
すると和漢同じである。
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