2022/10/04
巻之52 [4] 八幡で力量を試す老夫
行智が来てまた話した。八幡境内の一老夫は、人が附会(ふかい、こじつけて関係をつけること)した妄説で、実は大石を仰臥して手足で持ち上げたのを、その手がはずれて己の腹に落ちて圧死したとも、
或いは手足で上げたら、傍からかの石の上にまた余計に石を乗せて力量を見せたが、その石をとり落として、仰臥する者に当たり死なせたとも云われていると。
いずれが浮説か、実はわからない。
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