巻之一 一〇 木作りの刃のない小脇差

赤穂の義士大高源吾は赤穂藩改易の前は、按摩医者になって米沢町の裏家に住んだ。
その時常に木作りの刃のない小脇差をさして、往診に出かけた。
その小木刀に自分で読んだ一首が彫られていた。
人きれば をれもしなねばなりませぬ
  それで御無事な木脇指さす
この歌を味わいながら、始終おもんばかる志しを知るべき。当
年見た人はどれだけ感慨深かったであろうか。
関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

プロフィール

百合の若

Author:百合の若
FC2ブログへようこそ!

検索(全文検索)

記事に含まれる文字を検索します。

最新の記事(全記事表示付き)

訪問者数

(2020.11.25~)

ジャンルランキング

[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
1328位
ジャンルランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
歴史
181位
サブジャンルランキングを見る>>

QRコード

QR