巻之5  〔19〕 帰化した朱舜水の言葉

朱舜水(1600~1682 明の儒学者 江戸初期に来日)が帰化して年月久しくなった後は、邦語を用いるが、児の言葉の様であったと云う。

ある日ある人が朱舜水と路で逢ったので「何れへ行かれますか?」と問うた。

すると朱舜水は「あす覚兵衛(飯田直景、1562~1632 安土~江戸前期の武将)祝儀、肴かいゆく(買いに行く)」と答えたと。

また禁廷より内々に揮筆(きひつ、筆をふるうこと)を命じられたことがあって、綿を賜わり、「御所様綿くれた」と人に語りよし。

さも有るべきことである。
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