巻之十ニ 八 落首(平安から江戸期の風刺歌)

林氏(幕府の儒教学者林述齋)が云う。
明暦大火の後、武家をはじめ町方までにもおびただしく下された金である。
大城(江戸城)延焼の時にこの様にと云うが、当時国力が盛んであることが想像すると、時の執事も人があってこそと見えていた。
したがってその時の落首(平安から江戸期の風刺歌)、
しば(文に口、ケチの意)き雅楽(うた)心尽しの豊後どの
江戸にはづんど伊豆ばよかろふ
雅楽は酒井忠清、豊後は阿部忠秋、伊豆は松平信綱である。
このとき下の人望忠秋にかえして、忠清信綱は人が思いより良からぬ事に見えた。
この落首はある大家の旧記に載っている。
拙く俗的だが、当年を回想するとよいだろう。
歴史の童謡ことわざやの類にして、捨てるにおしい。
関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

プロフィール

百合の若

Author:百合の若
FC2ブログへようこそ!

検索(全文検索)

記事に含まれる文字を検索します。

訪問者数

(2020.11.25~)

ジャンルランキング

[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
845位
ジャンルランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
歴史
157位
サブジャンルランキングを見る>>

QRコード

QR