続篇 巻之92 〔19〕 須磨勝福寺の下馬牌を模写

 檉宇が示した文書の中に、古い下馬牌の模したものがあった。
今用いるものとは異なり、古雅なる物である。
宇は傍に、摂州須磨勝福寺と記した。
石華墨にて刻字を摺ったものである。
後に聞けば、林子が辛未〔文化8年、1811年か〕の西役の頃に、途中にて摺った所と云う。

 『摂津志』を按ずる(調べる)と、この寺は大手村に在るという。
僧院三区とのこと。
また寺蔵に享徳二年(1453年)、文明十六年(1484年)、延徳二年(1490年)、永正十三年(1516年)、大永五年(1525年)、天正六年(1578年)等の古文書ありと。
すると古蹟の地なので、この小札も伝わる物だろう。

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