続 巻之十七 一 鶴は霊鳥。雄がツウとな鳴けば雌はルウと鳴く

ある人が云う。
鶴は霊鳥である。
飛んで鳴く時に、雄がツウとな鳴けば雌はルウと鳴いて、雌雄は相応じ、自らその名を唱えると。
座客はこれを聞いて、ある所に出かけ、語った。
「鶴は霊鳥である」。雌雄が連なり飛ぶ時、雄がツルウと鳴くと。
聞き手が問う。「では雌は何と鳴くや?」。
語り手は驚き、やや間があって云った。「雌は何も言わずだった」。
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