2023/08/18
巻之77 〔14〕老境に入る者に非ざれば
1官儒がある日わしに会釈して、私語をした。聞くと川柳の句であった。曰く。
目は眼鏡歯は入歯でもことたれど
わしは「悟道だね」と云った。
これは老境に入る者に非ざれば知ることは難しいだろう。
少壮の輩、奈之何(これいかん)。
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松浦静山公の随筆「甲子夜話」を語りのお稽古として紐解いています。
2023/08/18
Author:百合の若
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