2020/08/03
続 巻之十七〈一〉 四文銭
明和のときに四文銭が鋳造された。はじめはなかなか流通しなかった。
一士人が下僕と浅草観音に参詣に出かけた。
本堂で一銭を投じた。
見ると四当銭(四文銭とも云った)ではないか!
主人は下僕を見て曰く。
「一文はなんじの為の銭だな」。
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松浦静山公の随筆「甲子夜話」を語りのお稽古として紐解いています。
2020/08/03
Author:百合の若
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