続 巻之十七 〈一〉 うぬぼれ者

嫖客でうぬぼれ者がいた。
自ら好男子に比して誇る。
ある日髪結所に入って眉を剃らせた。
その頃、美しきは細眉であり、「細く細く」と云った。
髪結は細くしようとしていたが、思わず剃り落としてしまった。
そばで一部始終を見ていた者が云った。
「なりだの〜♡、なりだの〜♡」。
〈なりとは貌のこと。その頃、嫖客の褒め言葉に容貌の好美者をなりと云ってほめていた〉。

㊟静山さまは、甲子夜話で♡を使用されていません。
嫖は片眉を剃り落としたのを知らず、自得の体で平り平りと奈何々々〜

〈なり→貌→業と通じる江戸の言葉〉
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