2020/05/19
続編 巻之17 〔1〕 灸を落とす(落し噺)
わしが少年の頃、仕舞を水戸侯の大夫、犬塚新五郎に学んだ。
新五郎は1年、上総より召使を置いた。
1日、召使に灸をすえさせるのに、度々落とすので、ふつつかなと叱ると召使は云っている。みみちっい旦那だよ。
灸を1つ2つ落したところで、さほど言われることはないじゃないか。
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松浦静山公の随筆「甲子夜話」を語りのお稽古として紐解いています。
2020/05/19
わしが少年の頃、仕舞を水戸侯の大夫、犬塚新五郎に学んだ。
新五郎は1年、上総より召使を置いた。
1日、召使に灸をすえさせるのに、度々落とすので、ふつつかなと叱ると召使は云っている。みみちっい旦那だよ。
灸を1つ2つ落したところで、さほど言われることはないじゃないか。
Author:百合の若
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