続 巻之十七 〈一〉 鍛冶屋の引越

一儒教生の住家の西隣が鍛冶屋だった。
朝夜槌音がかまびすしくて、読書の妨げになっていた。
生は「他所に引っ越してくれないか」といつ。
鍛冶は「生憎、あっしはまだ貧しくてね。
引っ越し賃を下さいよ」と言った。
生は最もだと思ったので、相手の望むままにした。
鍛冶は「明日引っ越しやす」と約束して引っ越して行った。
ところが!またその明日をさかいに、カンカン、カンカンと前の様にうるさい。
生は人をやりどんな事か見に行かせた。
「西隣の家は空き家でした」。また音がする。
生はまた人を遣ると「東隣に転宅してました」。
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