巻之10 〔6〕 蚊と蚊帳

わしの領内に小値賀(おじか)というところがあるが、大きな嶋にしても3000石もない。

ここは蚊 が多く出てくる。

しかも小さい。

だから普通の蚊帳を吊っでも が入るので、これを防ぐなら別に目の小さな布地を織って蚊帳にすることになる。

蚊は塩気を嫌うものだが、海嶋ではこれは論外。

またこの風土だから、蚊帳を吊るのは毎年48日より後になる。

それより前(に吊るとなると)蚊が多く出る年でさえ、奴らは息をひそませていなければならぬ(ワライ)。

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