三篇 巻之ニ十九 〈3〉 一聯(いちれん)の珍名

蕉軒(儒学者林述斎、明和5、1768〜天保,12,1841)曰く。
日頃松江侯〈雲州、松平出羽守、松平齊恒、寛政3,1791〜文政5、1822だと思われる〉が参勤して、土産として国製の紙に海鮮を添えて贈る。
その使いの名氏。佐佐佐佐(サッササスケ)。
珍しい字称である。
羽州(松平出羽守)が云う。
これは苗字からして起こった名であろう。
能(よく)も思い重ねた物語である。
今の羽州は、林門である。
静(静山、自分)は、それで云った。
「この四字一聯(いちれん、詩の一節)の名は、わしの少年の頃から聞き覚えている。
ならば、この者一代の名ではないだろうな」.

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