2021/01/04
巻之五十 〈2〉 渡り鳥が稲を銜んで来る
行智(江戸時代後期の山伏、梵学学者、宝永7.1778〜天保12.1841)が屋代太郎(屋代弘賢、江戸幕府御家人、宝暦8.1758〜天保12.1841)から得たと稲穂を持ってきた。その図は写真参照。
これは奥州会津のあたりに鶴が銜(ふく、くわえるの意味)んで来ると云う。
米粒はことに長い。
何と云う稲で何れの国の産なのだろうか。

わしの領国壱岐にも、鶴がわたって来るときは、間々朝鮮人参を銜んで来ることがあって人がこれを拾う。
※渡り鳥が、何か銜えて来るのは、初めて知りました。銜えるを銜(ふく)むという使い方も初めてでした。
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コメント
No title
2021/01/08 12:11 by 丸尾 URL 編集
No title
くくん、くくまゆっ。
また、おもしてか〜。
2021/01/08 12:12 by 原田 URL 編集
No title
それで… 鳥が谷川の下から稚魚を咥えて上流、
滝の上などに運んでいるのを見ていた猟師などの話を、TVで紹介していたことがあったのです。
養殖をしているのでは、上流に稚魚がいるのは不思議なことだとか…あれこれと云うひと達で盛上がったのでした🍊
2021/01/08 12:13 by 和賀 URL 編集
No title
調べたら、ちゃんとありました。
昔の人の語彙の豊かさに唸りました。
2021/01/08 12:14 by 原田 URL 編集