巻之三 〈18〉 宇治茶の名付け

蘭奢待(らんじゃたい)と云う名香は東大寺の宝物で、東大寺の文字を隠して名にしたという。

宇治茶の初昔、後昔の名があるのも何かの時節があって、それより廿一日前に摘むのを初昔、それより廿一日後に摘むのを後昔と云うらしい。

これも廿一日の字を合わせてのこと。


※旧暦3/21に摘み始めた、春分の日から21日目から摘み始めた等の説があるが、はっきりしない。
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初昔(はつむかし)は Wiki.には「茶摘みの最初の日に摘んだ葉茶で製した抹茶の銘。本来、小堀遠州が従来の白みを帯びた色の茶を名付けたもの。」とあり、俗説として、「昔」を「廿一日」の合字とし、八十八夜前後の21日間の前半・後半に葉を摘んだものを初昔(はつむかし)・後昔 (のちむかし) とする説もあるという。
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