続編 巻之26 〔4〕 二人で一人のはなし(再話試し)

二人で一人のはなし
平戸のお城下で火事があったんやと。
二人子がおったんやと。
あんちゃんは目が見えん、妹は腰抜けた。
あんちゃんは行き先がわからんと云うが妹が、あたいをおんぶして、行き先を云いますからって。
で、妹はあんちゃんに道を教えついに無事逃げられたんやと。
またこんなことがあった。
足長と手長がおった。
二人とも人に勝るのは難しい云うてな。
で手長が足長にわれを背負いたまえと云うたと。
そしたらな、二人で一人の用を成したんやと。
何も悲観することはねえだよ。そんなはなし。
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