巻之六十一 一 めでたき

当年(乙酉、きのととり)春初の口占に、

春毎にかしらの雪はそれながら
君のめぐみぞ猶
林氏の手紙より。
御先手(江戸幕府の軍性の1つ、若年寄に属す)頭役を勤める春日八十郎という人が八十になる。
この元日には側室に姫を設けた。
年頭の挨拶が終わり、参政衆に届書を提出していた。
名前が八十ならば年齢も八十。
ならば姫に八十と名付けたとのこと。
かくしゃくたる老人で珍しいことであります、なあ、と。
林氏がわしに云うには、
老候にも、五十余り、六十余りにかけて、多くの柘榴房(ざくろのふさ)の様な福がありましょう、と。
定めて、八十に成られる頃までは、お達者でお出で下さいませ。
春日(局か?)、このことを書物に記され、たしかに春の初めはめでたく祝うものであるとしたためて、筆を置こう(今年も側室二人がおめでた、とのこと)。
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