巻之9 〈10〉

林氏が云う。
厳廟(4代将軍家綱)の頃は世風もかなり開けた様だが、それでさえ、今より見れば古風である事が多い。
伊丹順齊は万石取り(大名・旗本)で入道(僧侶)し、勘定頭(評定所にて関八州内江戸府外の訴訟を担当。老中の下、郡代、代官、蔵奉行などを支配した)で留守居を兼勤された。
また内藤善斎入道は持ち弓頭(将軍の弓を預かり、将軍の警衛、城内の警備にあたった)である。
今立(いまたつ)朝有司の中に入道の者があれば、さぞ人々も奇怪に思うだろう。
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