巻之四 二三 金成村八幡社の鈴

近藤重蔵曰く。
奥州栗原郡仙台領に金成(カンナリ)村がありそこに八幡社がある。その地から鈴が一つ掘り出された。その鈴には八字刻まれていた。福寿延長子孫繁栄の、文也。伝えて云うには。かの地はむかし黄金商橘次信高という者の宅跡で義経がまだ遮那王のとき、鞍馬から随従して陸奥に下り、秀衡のもとに入るときまずここに滞在し、それから秀衡に託したという。この鈴はその宅跡の辺りで過ごしたときに得たらしい。思うに橘次が所有していた物でないか。
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