巻之7 〈21〉 遜(へりくだ)り

佐嘉〈肥前〉弘道館の学生〈松平肥前守〉が隈本〈肥後〉時習館〈細川越中守の学館〉に往くときの話。

弘道館の学生曰く。
「貴殿の邦で、越中ふんどしは、寡君褌と云うや」と問うた。

時習館の学生は即答えた。
「汝の邦では、定めてひぜんがさを弊邑瘡と云うのだろう」。

いかにも便乗な佳対である。


※『寡君』も『弊邑』も自分の側をへりくだった言い方。
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