続篇 巻之2 〈5〉 世に名高い大男子

ある日一儒と話したとき、わしは「近頃の世に名高き大男子は如何なることか」と問うた。

答えに
「当年は大物が出る運にございます。この春加州(加賀国)より内献上があり、薯蕷(ジネンジョウ、とろろ)と云って長さ2丈(6米㍍程)、囲い2尺5寸(75㌢程)と云います〈因みに云うと、金沢城に常に開かざる矢倉(城郭に備え付けられた防御施設)があるが、あるときことがあって日開かれた。内に鷹が木にとまっていた。人が視るに、いつのものかは知らず、枯れて乾いているが、形は生きている様だったと。遂に内聴に達したので、御内覧にことは及び、薯蕷はこれと共に内献上があったという〉」。

また同春に阿州(千葉県南部)の海浜に大鳥が来て居た。
大きさは山の様で、人はみな仰ぎのぞんだ。
6日程留まり、遂に去った。

人はその跡を見て、跖(セキ、足の裏)3尺(90㌢程、爪痕を除いて)とのこと。
未だ何鳥なのかを知らず〈この話は、栗山ののち阿州にある士、侯に随って来て云う所と〉。
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