巻之一 三七 大老家の家風

外桜田なる井伊家の屋鋪は昔より主人寝所の前は馬場で、毎早朝、家中の諸士がせめ馬(馬を乗りならすこと)をしている。

そのもの音で主人は目を覚ますと云う。

さすがは御当家格別の家風と云うべきところだが。

然るに明和(17641772)のころ大老を勤められた御代(井伊直幸と思われる、17841787に大老)より、改めて、ごく普通の庭に変わってしまったと云う。惜しむべきことである。


大老という重責におられる方には、それなりの格式のお暮らしを送っていただきたい、ものかもしれませんネ。

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