2020/05/28
巻之一 三七 大老家の家風
外桜田なる井伊家の屋鋪は昔より主人寝所の前は馬場で、毎早朝、家中の諸士がせめ馬(馬を乗りならすこと)をしている。
そのもの音で主人は目を覚ますと云う。
さすがは御当家格別の家風と云うべきところだが。
然るに明和(1764〜1772)のころ大老を勤められた御代(井伊直幸と思われる、1784〜1787に大老)より、改めて、ごく普通の庭に変わってしまったと云う。惜しむべきことである。
※大老という重責におられる方には、それなりの格式のお暮らしを送っていただきたい、ものかもしれませんネ。
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