巻之二 一 葡萄の模様

世間で葡萄の模様をつけることの意味。

武家では忌むことであると。

あの「実が成り下がっている」のは、音の響きから「武道成り下がり」といい当てているのは、忌みか?

これを古いことの様に云う人がいるが、駿府の神祖(家康公)は、御遺器である御掛け硯箱を御生前、常に御座右に置かれていた。

その御箱の模様は実った葡萄だった。

その模様全般に葡萄が描かれ、所々御紋があった。

だから、世間で云う「物忌み」は後の世の人がいい出したことで、古からのいい伝えでないことは明らか。

 

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