2020/05/08
巻之二 一 葡萄の模様
世間で葡萄の模様をつけることの意味。
武家では忌むことであると。
あの「実が成り下がっている」のは、音の響きから「武道成り下がり」といい当てているのは、忌みか?
これを古いことの様に云う人がいるが、駿府の神祖(家康公)は、御遺器である御掛け硯箱を御生前、常に御座右に置かれていた。
その御箱の模様は実った葡萄だった。
その模様全般に葡萄が描かれ、所々御紋があった。
だから、世間で云う「物忌み」は後の世の人がいい出したことで、古からのいい伝えでないことは明らか。
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