2020/11/18
巻之一 〈22〉 幼い将軍の書のお話
明廟(前の話の将軍の次の将軍)がお幼くあられたとき、大御所のおそばで、草体の龍字を大きく伸び伸びと書かれていた。
字体が大きいので紙からあふれる筆の勢いだった。
大御所は「いかがあろうか」とご覧になっていた。
果たして点を打つべき空白がない。
終わりの一点を畳にしたたかに点を書かれたという。
「おお、天下に知らし給う若君なり」と大御所はご満悦であられたと。
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コメント
No title
どこかの学校で、生徒に地域の中での攻防計画を作らせたら… 地域をはみ出してそれを作ったひとは大きかったそうです(その後も)🍊
2021/01/08 15:34 by 和賀 URL 編集
No title
1度だめと引っ込めさせるとだんだんとこじんまりとした人間になっていくのでしょう。大人の望む子どもになったら、怖いかも?
2021/01/08 15:34 by 原田 URL 編集
No title
2021/01/08 15:35 by 和賀 URL 編集