巻之一 〈22〉 幼い将軍の書のお話

明廟(前の話の将軍の次の将軍)がお幼くあられたとき、大御所のおそばで、草体の龍字を大きく伸び伸びと書かれていた。

字体が大きいので紙からあふれる筆の勢いだった。

大御所は「いかがあろうか」とご覧になっていた。

果たして点を打つべき空白がない。

終わりの一点を畳にしたたかに点を書かれたという。

「おお、天下に知らし給う若君なり」と大御所はご満悦であられたと。

関連記事
スポンサーサイト



コメント

No title

なっとくです🎯
どこかの学校で、生徒に地域の中での攻防計画を作らせたら… 地域をはみ出してそれを作ったひとは大きかったそうです(その後も)🍊

No title

和賀 さん
1度だめと引っ込めさせるとだんだんとこじんまりとした人間になっていくのでしょう。大人の望む子どもになったら、怖いかも?

No title

原田 さん 枠に収まらないひとは… それを自然にはみ出していくようです🍏🌌☘️
非公開コメント

プロフィール

百合の若

Author:百合の若
FC2ブログへようこそ!

検索(全文検索)

記事に含まれる文字を検索します。

最新の記事(全記事表示付き)

訪問者数

(2020.11.25~)

ジャンルランキング

[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
1328位
ジャンルランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
歴史
181位
サブジャンルランキングを見る>>

QRコード

QR