三篇 巻之71 〔17〕  大御所さま、御不例につき

 旧冬(辛丑)から、大御所公は久々に御不例(貴人の御病気)に坐されたが、御掛念申し上げる御容体でもない。
つまり、この正月15日に、昌成(連哥師)のもとに文音の返辞に、

 大御所様御不快につき、御祈祷の御連歌仰せにつきたりなどと、云い御答えになった。

 「ならばこのような御祈祷の連歌と云うことは、吾輩には不審である。如何なる訳か」。
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