巻之45 〔34〕 四方山話~能、雅楽、産子(うぶこ)が麻疹にかかる

  この程林氏を訪問して、四方山話をした中で覚えてたものを記そうと思う。

  今の能(申楽このこと)は、宋の世のしばい狂言である。
宋に行った僧などが見てきて、わが邦も取り成して作ったと。

  また、今の雅楽は、唐時の枝楽であると。

  また、対馬から朝鮮にの地に往った者が会宴があるときは、必ず女楽を設く。
これは、親しみを示すものだろう。

わしは話題を変えた。
「生涯、麻疹にかからぬ人もあるがな。これは母の胎内でかかった者と云う人がいるよな。さもあらんか」。

すると林は、「近頃親戚の某の妾がですね、懐妊しておりましたが麻疹にかかりました。残念ながら流産したんですが、その産子(うぶこ)の満身に麻疹を発していたんですよ」。
取り上げてやや久しくして息絶えたと。

  すると前言は真(まこと)であるかと。
関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

プロフィール

百合の若

Author:百合の若
FC2ブログへようこそ!

検索(全文検索)

記事に含まれる文字を検索します。

最新の記事(全記事表示付き)

訪問者数

(2020.11.25~)

ジャンルランキング

[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
890位
ジャンルランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
歴史
131位
サブジャンルランキングを見る>>

QRコード

QR